お届けするロシアンセーブル原皮

ロシアンセーブルとは

ロシアンセーブルは和名 黒貂（クロテン）
英文名（Sable）
ロシア名（Sobol）
学名（Martes Zibellina）
10種類のセーブルが動物学の亜種に相当すると考えられているようですが、SOBOLオークションハウスで
商用のロシアンセーブル原皮として競売にかけられる品種は、ファーム飼育農家の5社とワイルドBarguzinsky・Amursky・Eniseisky・Jakutsky・Kamchatskyの5種になります。

ワイルドオークションはピンとキリでは250倍の価格差で取引され人気のBarguzinsky（バルグジンスキー）原皮はピンキリで268倍の価格差があります。

カナディアンセーブル(カナディアンマーテン)や
アメリカンセーブル(アメリカンマーテン)は
学名Pine Marten（Martes）
エゾクロテンは（Martes zibellina brachyura）
その他にチャイニーズセーブル

同じセーブルと言う名称でも種が異なり手触りも異なります。
その頂点のファームとバルグジンスキーのゴールデン・ヘビーシルバリーのトップ原皮は
無傷であること自体が奇跡とも言えます。

ロシアンセーブルのラベルSOBOLについて

数年単位でSOJUZPUSHNINAオークションハウスはラベルを変更します。206回目の競売
オークションからラベルを4種類に分類し、等級別・品種別のラベルに変更しております。
ガーメント用ロット50～60枚にラベル1枚が付帯します。
右側のゴールドラベルはファームロシアンセーブルのジャケットやコートにお付けいたします。

2番色

ロシアンセーブルと言えばナチュラルの黒い色調がもっとも珍重され稀少価値がありますが、この色調はSOJUZPUSHNINA SOBOLオークションで国際的にも不動の人気色になり、主に調達しているファーム原皮になり毛量・毛質・シルキーな光沢等はパーフェクトな品質のロシアンセーブルのトップ原皮になります。
このファームロシアンセーブルのトップ原皮は類い稀に美しく光沢のあるシルキーな極上の質感になります。
このファーマーの原皮は刺し毛が長く、グレーの綿毛との色調が美しく手触りも極上です。まさにクロテンの証しとも言える逸品になります。ジャケット・コート用として3着分の原皮をご用意しております。

加工費＋税込販売価格￥165,000～

3番色

こちらのファーム原皮は一番、多く供給される色調になり、ペールファームとも呼称されており、ワイルド原皮は3番色からの供給になります。
ファーム原皮と比較するとワイルド原皮の色調は薄く咽元はワイルド特有の貴班がありオレンジがかっています。ワイルドロシアンセーブルの中で、一番濃い色調を示しファーム原皮が、
ブルーがかっているのに対しワイルド原皮はグリーンがかっています。

3番色シルバリー

同じシルバリー原皮でもファームシルバリーとワイルドシルバリーでは、色合い、艶、白刺しの入り方が異なりマニアックな原皮種類になります。
ファームシルバリーの白刺しが真珠を点々と散りばめたように均一に混在して艶があり栗色に比べ、
ワイルドシルバリーは4層の色合いから成り立ち、色調は綿毛が目立つことから全体的に薄い色に見えます。

ワイルド3番色ヘビーシルバリー原皮
シルバーチップがこれだけ入っているロシアンセーブル原皮をヘビーシルバリーと言います。
白刺しはSLIGHTLY・SILVERY・FULL SILVERY・HEAVY SILVERY・VERY SILVERYの5段階の種類があり、
ワイルドオークションでトップロット（数本）として競売にかけられる種類はVERY SILVERY（数本）のみになり競売価格は1枚あたり100万円前後となります。

4番色

ファーム原皮の中で競売の数量が一番多く供給され、
刺し毛が茶褐色で綿毛がベージュ系のペールファーム
ナチュラルで自然の色合いとトップ原皮ならではの艶があります。
1番色が必ずしも良いと言うことでは無いことを実証できます。
ワイルド原皮に4番色はありません。

5番色ヘビーシルバリー

ワイルドロシアンセーブル5番色ヘビーシルバリー原皮
シルバーチップがこれだけ入っているロシアンセーブル原皮をヘビーシルバリーと言います。
競売オークションで、SLIGHTLY・SILVERY・FULL SILVERY・HEAVY SILVERYと
流通原皮の中で一番、多くシルバーチップが混入したHEAVY SILVERYになります。
3番色のヘビーシルバリーより、こちらの色調の方が人気があります。
ご希望の場合、リクエストをお待ちいたしております。

5番色

ワイルドロシアンセーブル全体の供給量の中でこの青みがかった色調はピンキリ含め
10.000枚程しか供給されません。
トップ原皮は買付け量の中から色々なサイズを含め7％しか算出されませんでした。
天然の青みがかった色調は大変、珍しくトップ原皮ならではの美しいシルキーさを保っています。
アパレルやファッション関係者に人気があり、合わせやすいお色になりますが、
現在、この色調のナチュラル原皮の供給はありません。
毛皮の色調で青み…と表示の天然色は目視ではグレーがかっています。
目視で青色に見える場合は染色された原皮になります。

加工費＋税込販売価格￥165,000～

6番色

ワイルド原皮の中では比較的、多く供給され様々な色合いで幅広い色調があります。
ファーム原皮が2層の色調に比べ、ワイルド原皮は3層～4層の色調になります。
左上は数年前に染色をしていないフラット原皮でコート用の枚数が揃いましたが、近年のロシアンセーブルの生態でナチュラルの色合いでコートが製作できるような原皮が少なく、毛先に染色をしたタイプから脱色ブリーチをして色を改変した原皮まで一般市場では多くが染色をしています。
特にイタリアで鞣したロシアンセーブルは様々な色に改変しています。
染色した原皮はブレンドと呼称され染色名が付けられている場合もあります。

加工費＋税込販売価格￥165,000～

7番色

ロシアンセーブルの色調としては一番、色が薄いことから7番色に分類され、
様々な色合いのミックスロットとしての供給になります。
色調はダーク系からマイルド系までの色がありますが、天然色は約10％になり後は染色用原皮になります。
ゴールデン系YELLO WISH BROWN（黄褐色・黄色みを帯びた茶色）とでは原皮価値は40％も異なります。
画像の原皮は染色をしていないナチュラル原皮になります。

7番色 ゴールデンロシアンセーブル

野生のセーブルから時々、黄金色（ゴールデンロシアンセーブル）が生まれます。

SOJUZPUSHNINA SOBOLロシアンセーブルオークションのトップバイヤー達がゴールデン（黄金色）と認識し競い合う、この色調の原皮はピンキリ含めてワイルドオークションで過去に200枚程、供給されていました。
2005年頃から薄い天然の色調の7番色のゴールデンはかなり減少し2008年は生息不明となりましたが時々、供給されることがあります。

天然色で染色をしていない薄い色や黄金色はとても稀少価値のある幻のゴールデンロシアンセーブル原皮となります。調達しているゴールデン原皮はバルグジンスキーになります。

オークションで時々、この色調のトップ原皮が供給されたときに調達しています。
一般市場でゴールデンとして販売されているロシアンセーブル原皮はブリーチ後、染色をしているものも見受けられます。
光源の輝度により黄金色に輝く色に変化するのもナチュラルゴールデンロシアンセーブルの特徴となります。

加工費＋税込販売価格￥214,500～

その他の特徴

野生のロシアンセーブルには喉元にワイルド特有の黄色やオレンジがかった貴班があります。
黒いファームロシアンセーブルでも原種から引き継いだ遺伝により喉元に白い星形のような
班が見受けられます。

ロシアンセーブルの3大稀少原皮のテール
ワイルドゴールデンのテールは様々な色合いが混在し野生らしくワイルドであるのに対しファーム原皮のテールは
美しく艶があります。ヘビーシルバリーの原皮のテールはシルバーチップが入っています。